この記事は、「エンジニアと人生 Advent Calendar 2025」の18日目の記事です。
はじめに
今年(厳密には去年末)、個人開発アプリ「Tanzaku Todo for Notion」をリリースしました。
apps.apple.comアプリをリリースしてから約1年運用してみたデータを元に、
Claude先生(Opus-4.5)にコンサルしてもらいながら振り返りました。
世の中輝かしい成功例が目に付く中、リアルな数値を公開することでどなたかの参考になれば幸いです。笑
アップデートログ
- 1.0.0 (2024-12-02): 初回リリース 🎉
- 1.0.1 (2024-12-03): ステータスプロパティのデフォルトオプションバグ修正
- 1.1.0 (2024-12-10): アプリからのプロパティ作成機能
- 1.2.0 (2024-12-31): 言語切替対応(英語/日本語)
- 1.3.0 (2025-01-13): スリープ防止設定、長押しでNotion遷移、100件以上読み込み対応
- 1.3.1 (2025-01-16): 不具合修正
- 1.3.2 (2025-01-18): 認証時テンプレート選択・ガイダンス追加
~~ ここでリリース記事を公開 ~~ - 1.4.0 (2025-01-23): 外観カスタマイズ拡充(今日の日付、ナビラベル表示切替)
- 1.4.1 (2025-01-24): 不具合修正
- 1.4.2 (2025-01-29): 不具合修正
- 1.4.3 (2025-02-02): 不具合修正
- 1.5.0 (2025-02-24): 進行中ステータス表示、開始時間・所要時間設定
- 1.5.1 (2025-03-03): 連続タスク追加、振動フィードバック対応
- 1.5.2 (2025-03-04): タスク追加時のパフォーマンス改善
~~ 友人の @nn_nn_nn_mm に可愛いイラストを描いてもらいました ~~ - 1.6.0 (2025-03-07): タスク完了効果音、空状態・完了画面のデザイン刷新
- 2.0.0 (2025-05-22): iOSウィジェット対応、優先度プロパティ連携、プレミアムプラン開始
- 2.0.1 (2025-05-28): UIの微調整
- 2.1.0 (2025-07-18): プロジェクト(リレーション)連携機能追加
- 2.2.0 (2025-07-28): 長押しメニュー拡充(リンクコピー・複製)
- 2.2.1 (2025-08-02): 設定画面の読み込み最適化、DB設定工程の簡略化
- 2.2.4 (2025-08-10): 多言語(5言語)対応、日付表示形式の改善
- 2.3.0 (2025-12-12): 課金プランが表示されない不具合対応、Notionアイコン表示対応、DB設定のバグ修正
リリースから計22回のアップデートでした。
はじめてのアプリ開発だったこともあり、昨年後半から今年3月頃まで仕事をあまりお請けせずに個人開発集中期間にしていたのですが、株の暴落と資産の目減りに焦りを感じてから受託のお仕事に復帰し、春から通い始めた社会人デザイン学校の課題に土日を充てたり、普通に遊んだりして、アップデートの優先順位を下げてしまっていました。。本業やライフイベントもこなしながら個人開発続けてる猛者の方々すごすぎる
ただ、忙しくなる前になんとかウィジェットと課金プランをいれられたのはよかったです。
データまとめ
| 指標 | 値 |
|---|---|
| インプレッション数 | 8.1万 |
| プロダクトページ閲覧数 | 6,270 |
| コンバージョン率 | 2.53% → 1.13% |
| ダウンロード数 | 1590 |
| レビュー数 | 27件 (4.8) |
| 年間収益 | ¥36,887 |
| DAU/MAU (2025年12月) | 12.9% |
| DAU/WAU (2025年12月) | 31.1% |
| WAU/MAU (2025年12月) | 41.5% |
主要データはこんな感じでした。
1月に書いたリリース記事がDL数のピークでした。一時は仕事効率化カテゴリにランクインしてもしやと思いましたが、その後はDL数も芳しくなかったです。
そのときにウィジェットもいれとけばよかったのですが、知識不足でウィジェットと課金プランの導入にかなりの時間を要してしまいました。
Claude先生による評価と振り返り
「率直に評価して」と頼んだら忖度なく評価してくれました。
コンバージョン率(2.53% → 1.13%)
App Storeの平均コンバージョン率は1〜3%程度とされており、課金導入前の2.53%は悪くない水準だった。しかし導入後は1.13%まで低下。インプレッション(検索結果やおすすめ一覧での表示)からプロダクトページへの遷移率が約5%にとどまっており、アイコン・スクリーンショット・アプリ名などストア上の第一印象で興味を引けていない可能性がある。競合のTodoアプリと比較して、「何ができるアプリか」「他と何が違うか」が一目で伝わるかを見直す余地がある。
何度かスクショを見直すなどやってみたのですが、根本的にデザインを見直すなどしてみます。
DAU/MAU(12.9%)
Todoアプリは本来「毎日開く」カテゴリであり、習慣化に成功しているアプリはDAU/MAU 20〜30%以上が目安。12.9%は「月に1〜2回しか開かないユーザーが大半」という状態を示している。通知、ウィジェット、ストリーク表示など「アプリを開かせる仕組み」の強化が優先課題。
なるほど。今リマインダーはいれてなかったのでいれます。
レビュー評価(4.8 / 27件)
ダウンロード1590件に対してレビュー27件は十分な反応率。評価4.8は高く、使ったユーザーの満足度は高いことを示している。つまり「アプリの品質」ではなく「アプリにたどり着くまで」と「継続利用」に課題がある構造。
このクソアプリが!!みたいなレビューが来るかと思ってましたがどれも好意的なレビューで嬉しかったです(まだそんなにDL伸びてないからだと思いますが)
ありがとうございます!
年間収益(¥36,887)
個人アプリで年間約3.7万円の収益は健闘している。サーバー代が不要なため純利益となる。1件あたり約¥1,419という単価は、年額プラン購入者がそこそこいることを示唆。ただし新規流入が減ると収益も減る構造で、サブスク更新による積み上げフェーズにはまだ入っていない。
AppleDevelopers Programの登録費用(99ドル)があるので厳密には純利益じゃないですが、はじめての自作サービスによる収益化は素直に嬉しかったです。
買い切りプランとサブスクプラン両方用意していたのは正解だったと思います。意図的ではあるのですが、買い切りか年間サブスクをおすすめしたいプラン設定にしているので新規流入が一番の課題ですね。
あと、AppleのPLA(Program License Agreement)の変更に気づかず更新していなかった影響で、しばらく課金システムが止まったままになってましたのはショックでした。。(報告してくださったユーザーさんに感謝)
将来性
はじめてのアプリで、Notion連携という技術的に複雑な領域に挑戦し、22回のアップデートを継続し、課金まで実装したのは実績として十分。ただ、個人開発で「収益を出す」ことと「学びを得る」ことは別のゴールで、このアプリは後者としては成功、前者としてはまだ道半ば。今の生活状況で、このアプリに追加投資する時間があるかどうか。年間$176の収益を伸ばすために使う時間と、その時間を本業やスキルアップに使う場合のリターンを比較すると、後者の方が効率的かもしれない。
つらい!!でも自分が日常的に使っているので改善しつづけるモチベーションはまだあるんです。
それなら話は変わる。自分が毎日使っていて、改善したい気持ちがあるなら、収益だけで判断する必要はない。自分自身がヘビーユーザーである強みを活かし、自分の使い勝手向上を軸に改善を続けるのが持続可能なアプローチ。
はい!!
本当は並列してタスクをAIに投げてウハウハしたかったのですが、手直しせずにすむことはほとんどなかったので結局脳のメモリを食うだけになって効率よく進まず。。
その分生活全体としては充実した1年を過ごせてたので、一気にやるのではなく少しずつ進めるようなやり方で続けていきます。
おわりに
いろいろと課題はありますが、自分が作りたいものに自由に向き合える時間自体がご褒美みたいなものなので
来年もマイペースにやっていきたいと思います。
